1963-03-30 第43回国会 参議院 本会議 第17号
質疑を終え、討論に入りましたところ、日本社会党を代表して野上委員より、「船舶通信士の軽減は、通信能力の低下を来たし、その結果、海上航行の安全を阻害し、公衆通信及び気象通報の疎通に支障を来たすのみならず、ひいては船員の士気に悪影響を及ぼすもので、海運界再建のための犠牲を通信士にしわ寄せするのは、本末転倒するもの」として反対、自由民主党を代表して新谷委員より、「日本の船員の素質は優秀であり、また、最近における
質疑を終え、討論に入りましたところ、日本社会党を代表して野上委員より、「船舶通信士の軽減は、通信能力の低下を来たし、その結果、海上航行の安全を阻害し、公衆通信及び気象通報の疎通に支障を来たすのみならず、ひいては船員の士気に悪影響を及ぼすもので、海運界再建のための犠牲を通信士にしわ寄せするのは、本末転倒するもの」として反対、自由民主党を代表して新谷委員より、「日本の船員の素質は優秀であり、また、最近における
それから、いい機会でございますからつけ加えますが、今度の海運界再建の方向としては、先ほどからお話が出ておりますような海運企業整備計画審議会というものができるわけでございますから、もう海運会社が悪いんだとか、銀行がどうだということでなく、政府も海運界も金融機関も一緒になりまして、あの場で日本の海運界を日本の実情に合うように 形式的な、あるいは画一的な方向では、再建計画は立ちません。
この資本の構成を是正して、海運界を軌道に乗せるためには、御承知のように目下経済閣僚懇談会においてもこの問題が議題になって、これは単に海運界のみならず、日本の一般の産業界の資本構成が非常に悪化して、そのために企業の基盤が非常に不安定になり、不健全になる、こういう点で全般の問題にも関連をいたしますために、海運界再建の方法について、ただいま経済閣僚懇談会で検討を加えておるわけでございます。
将来の日本の海運界再建のために、一時の糊塗策と申しますか、そういうようなことで、永久の施策を誤つてはならないことは、海運業者はみな異口同音に言つておることであります。